晴れますと、日差しが夏のように感じられるようになって参りました。
それでも朝夕の冷えは、まだまだ油断できませんね。
「ふぅっ…。お客様が終わったわ」
ダイニングに現れたマイコ先生。
「冷たいものでもいれましょう」
「ありがとう」
グラスに注ぐのは、煮出したルイボスティー。
そこに、かち割り氷を入れて冷やします。
「昼間は、すっかり夏って感じね」
「そうですな」
「お客様のネイルも春から夏って感じのデザインが多くなってきたわ」
「夏女のマイコ先生には喜ばしい季節ですな」
「仕事も夏のデザインで、季節も夏とくればっ…海よね」
「左様でございますな」
## 冷汁
きゅうり…1/2
ナス…1/4
大葉…3枚
みょうが…1個
ごま…適量
みそ…大さじ3
だしの素…大さじ1
水…3カップ
1.すり鉢にゴマを入れて擦ります
2.野菜を刻みます
きゅうりとナスはみじんに、大葉とみょうがは千切りに
3.みそと水をすり鉢に入れて溶かします
4.味をみながらだしの素を足しましょう
5.刻んだ野菜を混ぜて完成
※そうめん等の付け汁、ご飯を混ぜても美味しいですよ
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「わぁ。冷汁ね」
「左様で」
「今日はそうめんなのね」
「はい」
「ごはんでも食べたいわ」
「マイコ先生もお好きでございますな」
「夏と言ったらこれよね。ビシソワーズとか、冷製パスタも好きだけどね。やっぱりわたしはこっちが好き」
「そう言って頂けると、料理人冥利に尽きますな」
「おおげさよ」