お腹に優しい

昨日までとうって変わり、たいへん寒い日となりました。
しまってしまおうかと迷っていたセーターを再び着て、しまわずにいて良かったなどと思っております。

「うぅ〜。寒いわね」

お嬢様も真冬の様相でございます。

「何か温まるものがよいですな」

「そうしてくれると嬉しいわね。とりあえず、今は温かいお茶だけ頂くわ」

「そうですな。お昼を食べたばかりでございますから」

「そう言ってるうちにお客様だわ」

「では、準備を」

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しおこんキャベツ
・キャベツ
・塩昆布
・ごま油
・七味唐辛子

淡雪うどん
・大根おろし
・うどん
・卵
・鶏ガラスープの素

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「ふぅっ。あったまるわ」

「ようございました」

「でも、なんでしおこんキャベツだったのかしら?」

「急に寒くなりましたから、胃腸の調子も悪くなることがございましす」

「そうなの?」

「私も詳しくは分かりませんが…」

「ふーん。でも、体が温まったわ」

「では、冷えてしまわぬうちにお休みになられてはいかがです?」

「そうね…添い寝でもしてくれるのかしら?」

いたずらっぽく笑ったお嬢様。

「ははは。小さい頃はよくいたしましたな」

「はぁっ…そうね。菅には敵わないわ」

「?」

「いいの。こっちの話し」

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